マナー&セーフティー

ケータイ・インターネットの歩き方5 「情報発信の仕方編」

4.どの機能を使って情報を伝えるか

ケータイ・インターネットでは、ケータイの多彩で便利な機能を使って、さまざまな情報を発信することができます。ここでは、いくつかの機能を使うときに注意することについて考えてみましょう。

(1)文字で伝える場合

文字で伝えたいときには、メールやさまざまなサイトへの書き込みを使うと思います。文字だけでは感情や真意が伝わりにくいこともありますから、これまで学んできたように、文章表現を工夫しましょう。絵文字や顔文字で気持ちを伝えることも良いでしょう。
書き込みをする場合は、不特定多数の人に見られてもいい内容・表現・言葉づかいを忘れてはいけません。

(2)写真で伝える場合

写真で伝えたいときには、メール、掲示板、プロフ、ブログなど、いくつもの方法がありますが、いずれにしても写真の中身に気を付けましょう。たとえ一緒に写っている友だちに許可をもらっていたとしても、一度送ったり載せたりした写真は、取り戻すことも無かったことにすることもできません。データは簡単にコピーや転送・転載ができるのです。十分に気を付けましょう。
また、レストランで料理を写している人をよく見かけますが、本来、許可なく撮影するのはマナーに反する行為です。お店に並んでいる商品を無断で写そうとして、店員さんに叱られた経験を持つ人もいるはず。「撮ってもいいですか?」「ネットで紹介してもいいですか?」とお店の人に声をかける、シャッター音が耳障りになるような静かな場所では遠慮するなどの心づかいが大切です。

(3)文字と写真を組み合わせて伝える場合

当然、気をつけたいことは(1)と(2)の両方になります。文字情報と写真情報が合わさると、より具体的でわかりやすくなる半面、『2.何をどうやって発信するか』でもお話したように「うっかり」がトラブルや危険につながる可能性も大きくなります。
文章と写真の中身をチェックすると共に、文字だけにしたほうがいいか、写真も一緒のほうがいいのか、しっかり考えてから発信するようにしましょう。

(4)動画で伝える場合

動画をメールで送ることはあまりないと思いますが、送るときは写真を送るときと同じかそれ以上に中身に気を付けましょう。動画は写真よりもさらに様子や状況が相手に伝わりやすくなるので、良い内容なら問題ないですが、悪い内容なら取り返しのつかないことになってしまいます。自分たちが映した動画ではなくても一緒です。ネットで見つけた残虐な動画を友だちに送ってしまい、それを見た子がショックで精神的なダメージを負ってしまったケースも実際にあります。くれぐれも、注意してください。
また、若い人たちに人気の動画投稿サイトに投稿するときにも、映っている人はみんな投稿をOKしているのか、投稿しても問題ない内容なのか、誰かに迷惑をかけたり嫌な思いをさせたりしないか、著作権などの権利は大丈夫なのか、といったことを十分に考えてから投稿しましょう。